かほり
トラックバックのトラックバックになってしまうのですが・・・。
Naoさんの書かれたこの記事に対するコメントに
面白いものがあったんです。抜き出してみますね。
「はなおばけっていうそうです
亡くなった人のお香の匂いをかいだときに
胸がキュウと痛む感じ」 byhalcan2さん
お香は身近ではないけど
街角で「あっ、・・・昔付き合った彼女の香り・・・」
なんて経験ありませんか?
以前付き合っていた人がつけていた香水の
同じ香りを見つけて、ふと立ち止まってしまう・・・。
昔嗅いだことのある香りを再び嗅いで
その時の記憶が鮮明に思い出されることって
普通の生活の中でも結構起きますよね。
これを専門用語でプルースト効果というのだそうです。
香りを感じる嗅覚には、
五感の中でも他の四つの感覚に比べ
非常に長く記憶に残るという特徴があるんだとか。
他の四感覚(視覚、聴覚、触覚、味覚)は
大脳辺縁系の中の色々な経路を通って視床にゆき、
大脳新皮質のテリトリーへそれぞれ配分されるのですが、
嗅覚は大脳辺縁系を少し経由するだけで、
識別は前頭葉でする為、
においの記憶は何十年も痕跡として残るのだそう。
そして同じにおいの刺激によって
一緒にしまいこんだ記憶までもが出てくる
という仕組みが出来あがるのです。
簡単にいえば香りが最も原始的な感覚で、直接脳に伝達し、
その箇所が記憶に関係のある場所だっていうことなんですね。
それにしても「はなおばけ」っていう名称
すごく素敵だと思いませんか?