今ウルグアイはイースター休暇中です。
お店はほとんど閉まっていて
みんな旅行に行ってしまっていますが
市内でも楽しめるイベントがあります。
それがRodeo。
今日主人と一緒に友人達と見に行ってきました。
以前ちょっとご紹介しましたが
ウルグアイにはカウボーイがいます。
こちらではGaucho(ガウチョ)と呼ばれています。
普段はモンテビデオ市郊外で
牧畜をしているのですが、このお休みを利用して
日頃鍛えた馬乗りの腕前を披露しにやってくるんです。
チケットは立ち見が40ペソ(140円程度)で、
シート席が60ペソ(210円程度)。
円形のフィールドを囲むように観客席がしつらえてあって
私達が着いた頃には観客で溢れかえっていました。
フィールドの直ぐ横には厩があります。
そこから3頭ずつくらい馬を連れてきてスタンバイ。
馬に目隠しをして、尻尾を引っ張ったり
つついたりして散々いじめます。
で、鐘が鳴ったと同時に、
そのうちの1頭にガウチョがまたがります。
ガウチョは鞭を振り回して馬を興奮させます。
弓のようにしなる馬の体は本当にきれいでした。
(馬は相当苦しいのだろうけど・・・)
ガウチョは馬をたしなめながら
何とか落馬しないようにしがみつきます。
彼らの体も馬と同様にきれいにしなります。
馬の上に乗っている時間が
長ければ長いほど良いとされますが
頃合を見計らって2人のガウチョがサポートに回ります。
彼らは暴れ馬を挟むようにしてピタリと寄り添い
乗っているガウチョウを引っ張りあげます。
大抵は一人が引っ張り上げ
もう一人は暴れて走り出す馬を
厩に戻す役割を果たします。
観客からはどよめきと拍手喝采。
全工程は3分も経たずに終わりますが
一つ一つにドラマがあって見飽きることがありません。
でも、私が一番すごいと思ったのが馬達。
自分に乗っかっているガウチョが
引き上げられた途端に大人しくなって
ちゃんと厩まで自分の足で歩いていくんです。
「やれやれ、一仕事終わった。干草でも食べようっと」
といった感じ。
馬の方が人間よりも一枚上手みたいです。