2月16日放送の
クローズアップ現代に
去年、アフリカ女性として初の
ノーベル平和賞を受賞した
ケニアの環境保護運動家、
ワンガリ・マータイさん(64)が
出演していました。
今回の来日は、毎日新聞の招きにより
実現したもので、京都市で開かれる
環境省主催の京都議定書発効記念行事で
基調講演等をする予定でいるそうです。
番組内で国谷アナウンサーが
「一言メッセージをお願いします」と言ったところマータイさんは
「日本の皆様に申し上げたいことがあります」
「私は昨日、とても素敵な日本語を耳にしました。
私が行っている植樹キャンペーンでも使いたいと思っています。
その言葉は『
もったいない』です。」
「
日本の方々にはこの言葉を大切にしていただきたいのです。」
彼女の発言を聞いて「紐育日記」の
「もったいない」に込められた気持ちを思い出しました。
英語では「もったいない」に該当する表現がないとの事。
snow_nyさん曰く
モノへの感謝・尊敬が根底にあり、
それを残すことについて申し訳なく思う気持ち
が英語の表現には含まれていないというのです。
これはスペイン語でも同じです。
¡Qué desperdicio!という表現がありますが
これは英語の
"what a waste!"と同じで
無駄を排除するような意味合いが含まれているんです。
ちなみにDesperdicioの意味は・・・・・
■ Desperdicio 【名詞】
①くず、ゴミ、廃棄物
②浪費、空費、無駄使い
自然の中に八百万の神々を見出し
お米一粒にも7人の神様が宿っている日本ならではの表現
『
もったいない』に込められた
自然を敬う気持ちが、アフリカの地でも実を結ぶことを願って止みません。