ある平日の昼過ぎ。
新聞で紹介されていたタンゴコンサートのチケットを買いに
いつもお世話になっているチケット屋さんへ足を運びました。
すると珍しく長蛇の列。
滅多にないことなので不思議に思いながら順番を待っていると
面白いことに私の前に並んでいた二組の夫婦が
全く同じコンサートの入場券を注文していたんです。
しかも、値段を聞くなり二組ともその場で買うのをあきらめ
長時間待っていたにも関わらず
スゴスゴと帰っていくではありませんか。
野次馬根性を抑えきれなくなった私は
自分が買おうと思っていたチケットを注文する前に
店員さんを捕まえて質問。
「私の前の二組、何のチケットを買おうとしていたの?」
「Jorge Drexlerだよ」
「え????Drexler?」
「そう。Drexler」
「あのDrexler?」
「そう。あのDrexler」
「いつ?」
「来週の火曜日」
「え?」
このJoegeDrexlerが何物か分からない方はコチラをご覧ください。
(というか、読んでもらわないと、この後が続かない)
ウルグアイ人にとってはまさに英雄的存在なんです。
それにしても驚きました。
サプライズコンサートであるかのように
ほとんどプロモーションはされていなかったし
街中を見ても関連したポスターは見かけませんでした。
彼ほどのスターであればもっと宣伝して然るべきなのに・・・。
加えて値段を聞いてみてビックリ!!
一人
500ペソ(2000円)だったんです。
ここウルグアイでは破格のお値段。
前の二組があきらめたのも無理はありません。
もっと安い席もあったのですが、すでに売り切れ。
滅多にないチャンスだし
個人的にも彼の歌は好きだったので即断即決でお買い上げ。
タンゴチケットも一緒にまとめて4枚買いました。
財布を開けてみると
200ペソ(800円)ちょっとしかありませんでした。
私のお財布の中身までウルグアイ化が進んでいるみたいです。
カードは使えないって言うし、後ろで人は待っているし・・・・
絶体絶命!!
すると財布の奥のほうに
ドル札が顔を覗かせていました。
困った時用に
「へそくり」として忍ばせていたもの。
助かりました!!
店員にドル札を見せ、両替してくるからと
チケットをキープしてもらったんです。
同じショッピングセンター内に両替商があるので
ものの5分でチケットは私の手の中に。
かなりご機嫌で家路を急いだのでした。
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待ちに待ったJorgeDrexlerのコンサート