旅行3日目。
この日はウシュアイアの街をじっくりと観光。
お土産屋さんで面白い光景に出あいました。
マネキンペンギンとでも言うのでしょうか。
ウシュアイアではペンギンは
街のマスコットのような役割を果たしているんですね。
まず訪れたのが
「地の果て博物館」
ウシュアイアの歴史をパネルで紹介していて
西洋人入植前の先住民達の様子も写真で残っていました。
前日のガイドさんの説明にあったとおり
確かに彼らは裸同然で写っていました。
でも、皮下脂肪4倍と言う割には太っているわけでもなく
冷え性の私としてはちょっと羨ましかったり・・・
彼らは木製のカヌーのような船で魚を獲っていたのだそうですが
父親が槍を構えて先頭部分に乗り、母親が後ろで舵取り。
子供は中央に乗り、暖をとるための焚き火の用意。
船に火が移らないようにちゃんと石を敷いていたとか。
生活者の知恵に感嘆すると共に、
微笑ましい家族の姿を垣間見た気がしました。
残念ながら彼らは入植してきた西洋人に殺害されたり
彼らが持ち込んだ様々な病気に感染してほとんど絶滅。
現在唯一生き残っているのは88歳になる女性一人のみとの事でした。
余談ですが、この「地の果て博物館」、
記念スタンプを用意しているんです。
(上の画像の左上にあるもの)
そして、博物館なのに切手(氷河の写真)も売っていて
売店の横にはポストまで用意されているんです。
ポストに関しては博物館だけではなくて
街中のお土産屋さんにも設置されています。
これだけインターネットが普及していても
「地の果てから」絵葉書を送る
というロマンに人は魅了されるのでしょう。
私達夫婦も例に漏れずそれぞれの実家宛に送りました。
片方は日本(地球の反対側)、もう片方はエクアドル(赤道直下)。
届くのは何時頃になるのでしょう・・・・
追記:
先日両方から連絡があり、はがきは無事に着いたとの事でした。
日本とエクアドルまでほぼ同じ日数というのも不思議ですね。