昨晩G. プッチーニのオペラ「トスカ」を観てきました。
南米で一番歴史のあるソリス劇場の
創立150周年記念を祝うイベント。
だいぶ前にチケットを購入し
ずっと指折りに待っていたんです。
正直な話、ウルグアイのオペラに
どれほど期待できるものか不安ではあったんです。
主人公のトスカはダブルキャスティングで
それぞれイタリアとフランスから呼び寄せていたのですが
そのほかのキャスティングはほとんどウルグアイ人。
ところが幕が開いてみてビックリ。かなりの完成度!
しかも席が前から4列目のど真ん中だったので
ものすごい迫力で歌い手の声が迫ってきました。
ステージがコンパクトなので
他のヨーロッパ諸国のオペラほどの
迫力はありませんでしたが
何しろ歌い手の質が高い!!
特に良かったのが
第二幕のトスカのアリア「歌に生き、愛に生き」
そして第三幕のカヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」、
しばらく拍手が鳴りやみませんでした。
ただ、一つだけ心残りだったのがトスカの最期。
あまりにもあっけなく身を投げてしまうので・・。
ストーリそのものは変えられないので
せめて演出の面でもう少し「ため」が欲しかった
最近のオペラって「字幕」がつくんですね。
内容を理解する上で大変役に立ちました。
でも、ちょっとした問題も・・・
私たちが座ったのは前から4列目のど真ん中。
歌い手の汗まで見えるような距離。
で、字幕があったのが垂れ幕の上のほう。
字幕を見つつ芝居を見つつで
首を何度も上下に動かしていたら
途中から痛くなってしまいました・・・(苦笑)