イースター島4日目に入りました。
この日も半日ツアーで島内三箇所の観光スポットを回りました。
まずはじめはAhu Akivi
島のほぼ中央付近、なだらかな傾斜がつづく草原の丘にある
7体のモアイ像がたつアフ(祭壇)がアフ・アキビです。
1960年、アメリカのウィリアム・マロイ、
チリの考古学者ゴンザレス・フィゲロア
によって修復されました。
ここのモアイ像は少し変わっています。
島内の他のモアイはすべて海に背を向けて立っているのに対し、
ここのモアイだけ海に向かって立っているんです。
加えて他のモアイの周辺からは集落跡が発見されているのに、
ここのモアイの周りには人が住んでいた形跡がありません。
また、ここのモアイだけ唯一内陸に位置しているんです。
他のモアイたちはすべて海岸線に沿って立てられていました。
この7体のモアイはイースター島最初の王、ホトゥ・マトゥアの
7人の使者(息子)達を祀ったと言われています。
彼はこの島にやってくる前にこれらの
7人の使者を送り出し偵察させたのだとか。
モアイの眺める方向は春分と秋分の日に太陽が沈む方向であり、
ホトゥ・マトゥア王がやって来たといわれる、
マルケサス諸島の「ヒバァ島」が存在する方角でもあるそうです。
アフ・アキビのモアイ像は、初期に製作されたものです。
モアイは年代が下るにつれだんだん巨大化していくのですが、
この頃のモアイは、まださほど大きくはありません。