独立広場中央にはウルグアイの英雄アルティガスの騎馬像があります。
ホゼ アルティガス 将軍(1764―1850)は、
1811年ウルグアイ独立のため、スペイン軍に対して、
独立戦争を戦った英雄であり、建国の父としてあがめられています。
1825年アルティガス将軍の配下であったラバジェハ将軍が
33人のウルグアイ独立の勇士と共にウルグアイに再上陸し、
アルゼンチンの援助を得て、ブラジル軍と戦い、モンテビデオを奪回し、
1825年8月25日、独立を宣言しました。
1827年には、ブラジル軍に勝利し、
1828年 ブラジル、アルゼンチン両国は、ウルグァイの独立を承認しました。
1830年7月18日、ウルグァイ共和国憲法が制定され
ウルグァイ東方共和国として独立国家の発足がなされました。
将軍記念碑の騎馬像は、1923年に建てられたもので、
17mの高さで、30トンの重量があり、
イタリアの彫刻家 アンジェル ザネリの作です。
1977年に記念碑の地下に霊廟が造られました。
地下である上に間接照明しかなくて
目が慣れるまでは何が置いてあるのか良く見えません。
壁にはアルティガス将軍の略歴が
大きな文字で彫られています。
中央のガラスケースの中に入っているのが
アルティガス将軍の骨の入った骨壷。
厳重に守られていて近付くことが出来ません。
アルティガス将軍はウルグアイの国民的英雄です。
この途方もなく広い霊廟を見れば
彼に対する国民の信仰心とも言える感情が
垣間見れるのではないでしょうか。
実際に小学校ではアルティガス将軍に関する色んな物語を
歴史の時間に習うのだそうです。
国としての歴史が浅いウルグアイにおいて
彼の存在は国そのもののアイデンティティーに
深く関わっているようです。