こちらの人はとにかく甘い物が大好き。
甘いと言ってもそんじょそこらの甘さではありません。
舌がしびれるくらいと言ったら
何となく感覚をつかんでいただけるでしょうか?
先日大学の友人と先生とを交えて入ったカフェで
みんなが一斉に注文したのが写真の品。
”Tarta de Dulce de Leche"という名前です。
このDulce de Lecheが甘さの犯人です。
簡単に言ってしまえばキャラメルです。
でも、日本でよく食べられているのよりも
もっとクリーミー(と言うかねちっこい)
歯にくっつく感じがします。
Dulce de Lecheさえ入っていれば
まず間違いなくウルグアイっ子は喜んで食べます。
レストランでおススメのデザートを聞くと
必ずこれの入ったものが出てきます。
大きなガラスのビンに入って売っていて
みんなそれをクッキーに塗って食べたり
パンに塗って食べたりします。
フルーツに塗って食べる人もいます。
話を写真のケーキに戻しましょう。
このケーキにはミルフィーユのように
幾重にも重なったちょっと厚めのパイ生地の間に
べっとりとキャラメルが塗られているのです。
そしてその上にご覧の通りの生クリーム。
一口分けてもらいましたが、歯が解けそうでした。
このときに私が注文したのがナッツ入りのパウンドケーキ。
するとウェイトレスが変なことを言うのです。
「ハムとチーズはどうしますか?」
「いや、だからパウンドケーキが欲しいのだけど」
「はい。で、ハムとチーズは?」
「サンドイッチじゃないのよ~パウンドケーキ」
横にいた先生がひとこと。
「ウルグアイではよくあるメニューよ。日本にはないの?」
ありません。だって、パウンドケーキですよ。
「じゃあ私が注文するわ。少し食べてごらんなさいな」
次々とケーキが運ばれてきて
私には「ハムとチーズ抜きのパウンドケーキ」が
先生には「普通のパウンドケーキ」が運ばれてきました。
一口分けてもらいましたが・・・・・。
「何で一緒に食べないといけないの」といった感じ
先生曰く「メロンにも生ハムを巻くでしょ?
甘いものと塩辛いものは相性がいいのよ」
そりゃそうだけど、食感も考えようよ・・・・。