CNNの
LARRY KING LIVEを観ました。
今日のゲストはスーパーマンを演じた
故クリストファー・リーブ氏の妻ダナ・リーヴ。
ご存知の通りリーヴ氏は1995年5月の
乗馬の事故で脊髄を損傷したため
全身麻痺となり呼吸器をつけた車椅子の生活を
余儀なくされました。
しかし彼は積極的な社会活動を展開します。
脊髄損傷者を治療する医学・医療を推進するため、
クリストファー・リーブ財団(CRF)を妻ディナと共に設立し、
1998年4月には、自伝
Still Me が発刊され、
全米ベストセラーとなりました。
彼のこの驚異的なスピードでの回復と社会復帰、
そのための弛まぬ努力によって、
彼は、アメリカの脊髄損傷者のシンボル的存在となりました。
LARRY KING LIVEでのインタビューの中で視聴者からの質問コーナーがありました。
心に残る表現があったのでそのまま抜粋してみます。
CALLER: What are some of the important life lessons that you've learned from Chris?
視聴者:クリスから人生についてどんなことを学びましたか?
D. REEVE:.... that you can be someone who needs help without being a helpless person, that you can ask for help and still be a strong person.
I learned about facing challenges with optimism, solving problems rather than dwelling on them and wishing things were different.
ダナ:「手助けが必要である」ことと「無力」であることは違うこと。
助けを求めながらも(心は)強い人であり続けることができること。
困難にぶつかっても楽観的に取り組むこと、
問題を先延ばしにしたり、逃げたりするのではなく
キチンと取り組むことを学びました。
まさに、困難を共にした彼女だからこそ
こういった人生の教訓を学び取ることが出来たのでしょうね。
Mar Adentro ~海を飛ぶ夢~をご紹介した際に下のようなコメントを残しました。
もし自分が不自由な生活を強いられたら・・・。
しかも頭から下が全く動かないという状況に、陥ってしまったら・・・。
死ぬことによって、自由を手に入れたいと望むことは
大いにありうると思います。
でも、今日のインタビューを見て少し考え方が変わりました。
やはり、私達はいかなる困難な時でも
生きなくてはいけないのだと思います。
(かといって尊厳死を真っ向から反対するわけでもないですが...)
生きてさえいれば、後世に何かしらの形で貢献できます。
(あるいは貢献できるように生きていくべきなのでしょう。)
ダナがクリスから多くを学んだように
自分たちも家族や友人に何かを残せることが出来るのであれば
それだけで充分生きている価値があるのではないでしょうか。
そして、そのような状況に陥ったときでも
より良いものを残せるように準備しておくことが大切なのでしょうね。