先にこちらを読んで下さいね。
チケットを無事に購入し、待ちに待ったコンサート当日。コンサートは7日と8日の2日間。これってウルグアイではとても珍しいこと。この小国では集客が望めないことに加えて、チケットの値段も安くなってしまうので(500ペソでも高いのですから)アーティスト達はそんなに何回も公演をしてくれないんです。
指定席とはいえ混雑が予想されたので30分以上前に会場到着。
ところがものすごい長蛇の列。
「本を持ってくればよかった」と横で主人が呟いたのも納得。
でも、まもなく列は動き出しすんなりと会場内に。
コンサートはほぼ時間通りにスタート。Guitarra y voz(ギターと声)というコンサートのタイトルそのままに彼の柔らかい声とアンダルシア製のアコースティックギターの温かい音色が
存分に楽しめるすばらしい内容のコンサートでした。
彼の曲はセンチメンタルなメロディーにタンゴやウルグアイの伝統音楽(カンドンベ)を取り入れています。複雑なリズムなのですが彼の声はとてもソフトで一度聞いたら耳から離れない。私の前には小学生位の女の子。私の横には60代くらいのオバサマ。みんな彼の歌を一緒になって口ずさんでいました。
初めての共演だという彼の弟までステージに登場し
(顔もそっくりで声もそっくりでした)
終始和やかなムードでコンサートは流れていきました。
彼も母国ということでリラックスしていたのでしょう。
観客とのおしゃべりにも興じたりしていました。
ところが途中からあまりにも和やかになりすぎに。
観客が次々と自分の聞きたい曲をリクエストし始めたんです。
最初は控えめだったのですが次第にエスカレートし始め
曲と曲の間に、あちらこちらから声が上がるように。
でもまぁそれもお愛嬌。
南米の観客はとにかく積極的に関わりたがるんです。
Jorgeも慣れたもので上手に交わしていました。
でもさすがに「Jorge! 私と結婚して!!」という叫び声には
苦笑いしていましたけど。
そして→
アカデミー賞受賞曲を熱唱