Semana Gardelina (ガルデル週間)のメインイベントであるタンゴの世界大会。
日曜日の新聞にこの大会に関する面白い記事があったので取り上げてみます。
上の画像がその記事なのですがタイトルがまずスバラシイ。
日本語に訳しにくいのですがニュアンスとしては
「ウルグアイはその有名な息子を忘れない」
この
「息子」とはもちろんCarlos Gardel。
アルゼンチン人説やフランス生まれ説もある中で
彼らはガルデルがウルグアイ人であることを信じて疑わないんですね。
取り上げたいのが写真の右側の記事。
ここに今回で3回目を迎える本大会について詳しく述べられています。
開催地はウルグアイのMontevideoとTacuarembó。
アルゼンチンのBuenos Aires、チリのSantiago。
コロンビアのMedellín(ガルデルが飛行機事故でなくなった場所)とBogotáとなっていて、それぞれの国のファイナリスト達が今年8月にブエノスアイレスで開催される世界大会でその技を競うとのこと。
面白いことに企画の段階でフランスの
Toulouseも開催地に立候補していたのだそうです。Toulouseはガルデルの出生地といわれている場所。ところがモンテビデオ県庁の文化局長であるGonzalo Carámbula氏がToulouseに対し正式な文面で参加の取り止めを要請したとのこと。 氏曰く
「パリやNY、ハリウッドならまだ分かるがToulouseはタンゴとは全くの関連がない」協議の結果Carámbula氏の主張が通りToulouseの参加は取りやめ。この辺にウルグアイのタンゴに対する情熱(根性?)が見え隠れします。