さて、旅の最初の目的地はウシュアイア。
世界最南端のこの街までたどり着くのに
ブエノスから飛行機で4時間弱。
改めて隣国アルゼンチンの大きさを実感しました。
ウルグアイを発った時は
ポロシャツにジーンズといった恰好だったのですが
さすがに南極まで1000km。現地の気温は10度以下。
一日にして20度の気温差を体感しました。
真っ先に向かったのが観光案内書。
ここでは「地の果て」に来たという証明書を
名前入り(もちろん手書き)で発行してくれるんです。
到着した26日はウルグアイ在住2年記念日でもあったので
どうしてもこの日付のものが欲しくて・・・・
上の写真がその証明書です。
到着が遅かったのでそのあとはホテル近辺の散歩だけ。
10時近くだったのに辺りが明るいのに驚き。
(写真だと分かりにくいのが残念・・・)
これがいわゆる「白夜」だったんですね。
目に付いたのは家々の庭を飾っている花々。
(写真は翌朝撮ったものです)
短い夏を少しでも楽しむ為でしょうか
普通の民家でも庭の手入れが行き届いていて
LUPINAという花が咲き乱れていました。
この花、これまで見たことがなかったのですが
色のバリエーションがすごいんです。
覚えているだけでも赤、ピンク(濃淡様々)、
黄色、白、紫、オレンジ、水色。
背の高い花だったのであちらこちらで目に付きました。
さて、ここで少しウシュアイアの街に付いてのマメ知識。
人口約4万人弱のこの街の名の由来は、
この地域の先住民族ヤマナ族がこの地を
「USHUAIA〈西に入り込んだ湾〉」と呼んでいたことによります。
港町としての風情と観光地の賑わいが共存している不思議な場所です。
南極クルーズの出発港であるため11月から3月にかけての夏には
世界各地からたくさんの観光客が集まります。
更に街全体が免税地区になっているため
メインストリートは免税店が軒を連ねて
ここが地の果てとは思えない賑わい。
でも、港のほうに降りていくと、
白夜の青白さのなかで漁船が何艘も浮かんでいて
とても幻想的な風景に出会います。
冬の間、人々はどうやって
この極寒の地で生活をしているのだろうと
考えずにはいられませんでした。
ちなみにウシュアイアの名物は何と言ってもカニ。
観光客向けのレストランでは必ずと言っていいほど
カニ料理がメニューに並んでいます。
私達もさっそく舌鼓を打ったのでした。