このAhuに立つモアイには島で唯一名前が付いています。
「Paro」というのがその名前。あるヨーロッパ人の航海紀に
村人がそう呼んでいたとの記述が残っていたのだそうです。
他のモアイにも全て名前が付いていたのかもしれませんが
(遺影の役割を果たしたのですから・・・・)
この島の文字(ロンゴロンゴ文字)を
解読できていないので調べようがないとのこと。
ちなみにこのモアイ・パロは
Ahuに立っていたモアイの中では一番大きいそうです。
高さが約10メートルで重さがおよそ85トン。
作られた中で一番大きいモアイは
ラノ・ララクの22mのモアイですが、
これは重すぎて運び出すことができず山に放置されたままになっています。
残念ながらこのモアイ・パロも
モアイ戦争で倒されたままになっていますが、
近々修復される見通しがたっととのこと。
今回も日本企業の支援だそうです。
既にクーレーン車も運び込まれ
準備は着々と進んでいるとのこと。
早くこの巨大なモアイが
立ち上がるのを見てみたいですね。
左の画像はモアイ・パロの
スケールをあらわしています。
モアイ・パロの近くには
テピトオテヘヌア(地球のへそ)と呼ばれる丸い石があります。
直径75センチの丸い石の回りに
同じように丸い小ぶりな石が4つ並んでいて、
それらを囲むように円形の石垣が作られています。
この石は、 この島を『世界のへそ』と名付けた
初代の王ホトゥ・マトゥアが自ら設置したとされていて、
マナと呼ばれるパワーを秘めているそうです。
ガイドさんの話ではこの場所では石が発する
電磁波のせいでコンパスがクルクル回ってしまうのだとか。
コンパスを持っていなかったので確かめようがなかったのですが(苦笑)
加えてこの石に触れると不思議なエネルギーがもらえるらしいです。
必死に撫でくり回したのですが・・・